1歳半になりますが、まだことばがでません。どうすればいいでしょうか?
普段、いろいろな音や小さな話し声にも気づいているでしょうか? 聞こえているのかよくわからない場合や、出産時に新生児聴覚スクリーニングを受けられていない場合は、一度聞こえを確認した方がよいので、当園にご連絡ください。
聞こえていて、お母さん・お父さんが話していることが理解できているようであれば、ことばの発達には個人差があるので、もう少し様子を見られてもいいと思います。もし理解できていないようであれば、地域の保健師さんに相談してみるといいでしょう。
発音がはっきりしません。聞こえと関係がありますか?
体や運動能力が発達していくように、口の動きも年齢と共に発達していきます。一般的にマ行やパ行などの音は早くからでやすく、カ行・サ行・ラ行などの音は年中や年長になって上手に言えるようになる子が多いです。聞こえにくいために発音がはっきりしないこともありますが、口の動きが未熟なためにうまく言えないこともあるので、まずはしっかり聞こえているのかを確認しましょう。聞こえていても発音がはっきりしない場合は、年齢に応じて専門の機関で発音練習をするとよいでしょう。
いつもテレビのボリュームを上げます。聞こえにくいのでしょうか?
聞こえにくさが疑われます。大きい音なら聞こえても、小さい音は聞こえない場合があります。聴力検査をして、聞こえを確認しましょう。
落ち着きがありません。聞こえと関係がありますか?
聞こえにくいと話しを聞いて理解して行動するのではなく、見て判断して行動するため、一見落ち着きがないように見えることがあります。まずは、聞こえを確認しましょう。
聞こえていても落ち着きがないと感じる場合は、発達障害なども考えられるので、専門の機関で相談してみるといいでしょう。
補聴器や人工内耳はいつ頃から装用するのでしょうか?
また、どれぐらい装用したらよいのでしょうか?
補聴器は早くて首の座る3か月頃から、人工内耳は手術の可能な年齢が1歳以上と国が定めているため、1歳以降に装用します。補聴器や人工内耳は、寝るとき以外一生装用して生活することになります。
補聴器や人工内耳などの購入にかかる費用はどれくらいでしょうか?
補聴器の購入にかかる費用ですが、「障害者総合支援法」に対応している補聴器であれば、高度難聴用耳かけ型だと1台43,900円、重度難聴用耳かけ型だと67,300円で購入することができます。機能が増えるともう少し高額になるものもあります。基本的に補聴器も人工内耳も両耳に装用すると効果的です。
身体障害者手帳をお持ちの方は補聴器の価格の1割が自己負担になります。手帳をお持ちでない方は岡山県の場合、助成があり、初めに補聴器の価格の全額を支払う必要がありますが、その後3分の2が還付されます。

人工内耳にかかる費用ですが、機器、手術費用、入院費を含めて約400万円で、健康保険が適応されます。

岡山県外で出産し、新生児聴覚スクリーニング検査を受けていません。
どこに行けば受けることができますか?
新生児聴覚スクリーニング検査は特定の医療機関で実施していますので、一度お問い合わせください。かなりや学園では、新生児聴覚スクリーニング検査より精密なABR(聴性脳幹反応)の検査をすることができます。

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きこえ、ことばのご相談やご質問がありましたらお気軽にご連絡ください。

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